日本酒の賞味期限はない!知っておくべき安全な保存方法や開封前と後の違いについて

「日本酒を開栓したはいいけど1日じゃ飲み切れないかな。次飲む時までに取っておきたいけど安全な保存方法ってなんだ・・・?」

こんにちは。

高知に酒屋をかまえる近藤酒店です!

ここ最近、店頭で日本酒を買っていかれるお客様が増えています。本当にありがとうございます。

そして、日本酒の飲み方や賞味期限、保存方法などを聞かれることも増えてきました。

そこで、今回は特に質問が多かった「日本酒の賞味期限」と「保存方法」についてお答えしたいと思います。

・日本酒の賞味期限について (火入れ・生酒など)

・日本酒を美味しく保存する方法

・古くなった日本酒の見分け方や注意点

について取り上げていきましょう!

たのしい日本酒ライフを楽しむために、知っておくべき知識をお伝えいたします!

 

目次

日本酒に賞味期限はない!

日本酒に賞味期限はない!

結論から申しますと、日本酒に賞味期限は存在しません。

しかし、『賞味期限がない = いつまでも美味しく飲める』ということでもありません。

なぜ存在しないのか? というと、

日本酒はアルコール度数が高い飲料のため、菌が繁殖しないのです。

そのため ”腐る” ということがありません。

なのでボトルのラベルをみても「製造年月」しかありません。

賞味期限がない代わりに、この製造年月の表示が義務付けられているんですね。

 

いつまでなら美味しく飲めるのか?

日本酒を保存期間という枠組みで大きくわけると「火入れ」と「生酒」の2種類

日本酒を保存期間という枠組みで大きくわけると「火入れ」と「生酒」の2種類になります。
この2つは、それぞれおいしく飲める期間が違うのですが、近藤酒店では以下のように商品管理を行っています。

 

  • 火入れした日本酒 : 製造年月 + 12ヶ月 がおいしく飲める期間
    ※火入れ=加熱殺菌。「生」の表記がなければ基本こっち。
  • 生酒や生貯蔵酒 : 製造年月 + 6ヵ月 (冷蔵保存) がおいしく飲める期間

※上記は開栓前に限ります

 

お察しの方もいるかとは思いますが、「生酒」や「生貯蔵酒」というのは火入れ されていない日本酒です。

そのため、火入れ、つまり加熱殺菌されていないため、火入れされたお酒よりも劣化しやすいわけですね。

ただし、劣化しても味が落ちるだけで飲めなくなるわけではありません。

 

「開封後」においしく飲める期間は3~5日程度

「開封後」においしく飲める期間は3~5日程度

じゃあ、日本酒の封を開けてしまうと、どの程度の期間美味しく飲めるのかというと、

「火入れ・生酒を問わず3~5日程度で飲みきっていただくこと」

をおすすめしています。

一度でも栓を抜いてしまえば空気に触れてしまっているので、味が変化してしまうのです。

そのため、開封後の保存期間についても気をつけてみてください

ということで次は、少しでも美味しく飲むために開封したあとの保存法方についてご説明しましょう。

 

「開封後」の保存方法について3つのポイント

日本酒「開封後」の保存方法について3つのポイント

ここからは、『栓を開けた後に保存する際の守るべき3つのポイント』について解説していきます。

 

1. 空気に触れる時間を減らすために栓を閉める

空気に触れないよう栓を閉める

日本酒にとって一番の敵は「空気」。

どういうことかというと、空気に触れることで、酸化が始まってしまい味が劣化してしまいます。

なので、必ず栓を閉めてください。

せっかくのおいしい日本酒なのに酸化して酒質が変化したらもったいないですもんね。

中には空気に触れることで旨味が増したり、飲みやすくなるお酒もありますが、基本的には栓をしておくと本来の味を楽しめます。

 

▼ちなみに、酸化することで飲みやすくなる例外的なお酒はこちら。

桂月 スパークリング酒 匠(ジョン) 750mL 
桂月 スパークリング酒 匠(ジョン)

ボトル内の炭酸が少し抜けたあと飲めば、ほんのり酸化して穏やかになった味わいが感じられます。

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2. 日が当たらない場所で保管する

日が当たらない場所で保管する

日本酒は光に対してかなり弱いです。

とくに、直射日光にさらされると短時間で色が変化することもあります。

これは紫外線によって、日本酒に含まれる成分が変化してしまうため起こる現象です。

ちなみに、日光に長時間当たれば「日光臭」という異臭まで発生することがあるので注意してください。

 

また、蛍光灯などの人工的な光もあまりよくありません。

近藤酒店でも、お客様がいないときは蛍光灯を消し、必要な時につけるようにして劣化を防いでいます。神経質すぎるぐらいでちょうどいいのです。

ご自宅で保存する場合は、新聞紙で包んであげたり、化粧箱が付属しているならそれに入れておくのも◎ですね。

 

3. なるべく涼しい場所で保管する

なるべく涼しい場所で保管する

日本酒は温度変化にも弱いです。

高温の場所に放置してしまうと、劣化のスピードが速くなり酒質も変化します。

そのため、冷暗保存できる「冷蔵庫での保管」をおすすめしています。

ご家庭によっては、冷蔵保存できない場合もあるかと思いますので、保存する際の温度は以下を参考にしてみてください。

  • 火入れした日本酒 : 15~20℃ 以下の場所
  • 生酒や生貯蔵酒 : 5℃前後の場所

生酒に関しては冷暗所での保管が必須ですが、火入れされた日本酒は秋や冬であれば外に出しても大丈夫です。

 

※吟醸酒は要冷蔵

また、もうひとつだけ知っておいてほしいことがあります。

それは『吟醸酒は冷暗保存』を行う、ということです。

たとえば「純米吟醸」や「大吟醸」といったように、”吟醸” という名が入ったお酒が日本酒にはあります。

それらは「純米酒」とは違い、吟醸香をまとっています。

お酒を飲んだ時に、果物のようなフルーティな香りがしたことはありませんか?

それらはすべて吟醸香によるものです。

この香りの良さを守るため、必ず冷暗保存を心がけてください。

でないと、せっかくの甘い華やかな香りが消えてしまいます・・・。

 

飲むのはヤバイ!古くなった日本酒の見分け方

おいしい日本酒の保存方法の次は、「古くなった日本酒の見分け方」についてお伝えしておきましょう。

結論から言うと、日本酒は “酸化” しても見た目の変化はほぼありません。

ですが、例外もあります。

それは「茶色く濁っているとき」と「白く濁っているとき」です。

 

開封後の日本酒が茶色く濁っているとき

日本酒はたまに中身が茶色ににごることがあります。

が、この場合は飲んでも害はありません。

この原因は酸化ではなく、紫外線や温度の影響によるものだと考えられます。

つまり茶色くなるのは、お酒に含まれているアミノ酸などの成分が変化することで起こる現象です。

「腐っている」というよりは「変化してしまった」というわけですね。

とはいえ、

「茶色くなった日本酒なんて飲むのは怖い・・・。」

そういうときは料理に使うなど、飲む以外の日本酒の使い方で有効活用してみてください!

 

日本酒が白く濁っているときはOUT

お酒が白く濁ってしまっているときはあきらめましょう。

人体への影響はほぼありませんが、良いものではないので飲まないことをおすすめします。

白化は火落ち菌 (ひおち)が原因です。

この菌は、アルコールにも対抗できるため、日本酒の中でも生きていくことができます。

乳酸菌の一種なのですが、ツンと刺激的な匂いとともに、白い濁りを引き起こす菌。

また、この濁りは火落ち菌以外にも、「タンパク混濁」という可能性もあります。この場合は火落ち菌ほど味に変化はありません。

 

匂いの変化がなければタンパク混濁です。

この現象は、日本酒に含まれるタンパク質が固まってできたもので、味や健康上の問題はありません。

とはいえ、日本酒の酒類によっては見分けが少し難しいこともあるため基本飲まないほうが良いと思います。

 

残ったり古くなってしまった日本酒の使い方

栓を開けて1週間も経ってしまえば、どんなお酒でも劣化してしまいます・・・。

でも捨てるのはもったいないですよね。

そういうときにオススメしたい意外な日本酒の使い方についてお伝えします!

 

日本酒風呂をする

日本酒風呂をする

ズバリ!日本酒を入浴剤にしてしまう方法。

日本酒は、もともと栄養がたくさん入っているものなので、肌にとっても良いんです。

また、含まれる成分の中に血行促進する作用もあるため、いつもより体がポカポカして気持ちよくもなれます。

しかし、いくら肌に良いと言えどアルコールが主。

そのため、肌が弱い方は控えるか、少しずつ日本酒を入れつつ様子を見て行ってください。

 

ごはんを炊くときに日本酒を入れる

ごはんを炊くときに日本酒を入れる

お米が原料の日本酒なので、炊飯時に少々入れても問題ありません。

それどころか、ふっくらツヤツヤした驚くほどおいしい白米が炊きあがってくれます。

まいにちのちょっとしたひと手間。それが美味しさを支えるんですね。

ちなみに、日本酒を入れる目安として

  • 2合の場合 : 大さじ1杯
  • 3合の場合 : 大さじ1.5~2坏

といった具合でしょうか。

また、気になるアルコールですが、炊きあがる頃にはアルコール成分が蒸発しているため子供が食べても問題ありません。

 

カレーに日本酒を入れる

カレーに日本酒を入れる

みんな大好きカレー。

いつも作るように、日本酒を入れるだけでさらに上品な仕上がりにしてくれます。

アルコール成分を持っているため、肉の臭みが無くなり、さらに柔らかくもなります。

臭みが消えたことで旨味がぐっと深まるのでかなりおすすめです。うちもよく使っています。

ポイントは、料理酒の代わりに日本酒を使うこと。

料理酒は添加物が多く雑味が多いので、日本酒を使えばいつもより美味しいカレーができあがります。

 

さらにもう一つ付け加えるならば純米酒を使用してください。

米と米こうじのみで醸造されているため、雑味は一切ありません。

我が家では、5~6人前の量に対して50~80mL程度がベストでした。

しっかり煮込んで、アルコール成分を飛ばしてくださいね。

 

まとめ

日本酒の賞味期限から保存方法。さらには見分け方や飲む以外の方法についてお伝えしました。

基本的には開封後は早めにお飲みいただければと思います。

ぜひ、楽しい日本酒ライフをお楽しみください!

近藤酒店では高知県の地酒を多く取り扱っております。

あっさり、だけとキリリと辛口の日本酒をお探しの方は、ぜひご覧ください。

また、お酒に関する疑問や質問も受け付けております。

お問い合わせまたは各SNSアカウントにてご連絡いただけますと、担当者がお応えいたします。(内容によってはお応えしかねるものもございます)

 

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